パリの風景や人物 教諭の清水さん写真展 津の県立美術館県民ギャラリー

【作品を紹介する清水さん=津市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで】

【津】日本リアリズム写真集団会員の清水達也さん(61)=三重県津市桜橋=の写真展「Paris」が15日、同市大谷町の県立美術館県民ギャラリーで始まった。平成28年からの4年間に撮影したパリの風景や人物計約百点を展示している。18日まで。入場無料。

清水さんは私立海星中・高校教諭で写真部顧問として生徒を指導する。自身の写真歴は10代からで、国内外をテーマに個展を開いている。

今回は五輪開催でパリに注目が集まる時期に合わせ、自ら現像を手がけたモノクロフィルムの作品と、デジタルのカラー作品を発表した。

エッフェル塔を望む場所でほほ笑む女性やカフェで語らう男性など自然な表情を捉えた作品のほか、ルーブル美術館のらせん階段や街中の色鮮やかな壁画などが並ぶ。カラー作品の一部は厚みがあるコットン紙にプリントし、柔らかな雰囲気に仕上げている。

清水さんは「パリは何度行っても発見があり感性が磨かれる。街のきれいさや人がゆったりと暮らしている雰囲気を感じてもらえたら」と話した。