先発全員が2年生の菰野は三回途中から3年右腕奥野が登板して4回1/3を4失点(自責0)。「3年間の集大成。楽しむことだけ考えて投げた」と晴れ晴れとした表情で振り返った。
この夏初登板の森が三回表に相手打線に捕まって4点を追加され、なお2死三塁のピンチで登板。自らの失策も絡んで流れを止められず、この回、8点を奪われた。
それでも四回から六回は被安打1で無失点。七回には失策が絡んで1点を失ったが、130キロ台後半の直球にカットボールやカーブなどを織り交ぜ、84球の熱投を大舞台で披露した。
自身は大学で野球を続けるという。2年生には「3年生を甲子園に連れて行ってくれた」と感謝を口にする。新チームには「まずはセンバツ。甲子園に2回出てほしい」と期待を込めた。