三重県内は9日、太平洋高気圧に覆われて気温が上がった。桑名市では午後2時22分に40・4度を観測し、統計開始以来、県内で初めて40度以上を観測した。東海3県での40度以上観測は令和4年7月1日(岐阜県多治見市)以来。
津地方気象台によると、伊勢市小俣町で38・3度、津市で38・1度を観測するなど、県内各地で最高気温が35度以上の猛暑日となった。気象台は10日も暑さが続くとして、熱中症への注意を呼びかけている。
県内では、いなべ市や松阪市などで20―80代の男女10人が熱中症の疑いで救急搬送された。うち伊賀市の女性(84)は自宅の庭で倒れているのをヘルパーが発見し、搬送先の病院で死亡が確認された。