大きなクレーン、ビオトープに驚き 朝日町の学童、地元工場を見学 三重

【バスの車内から工場を見学する児童ら=朝日町縄生の東芝産業機器システム三重事業所で】

【三重郡】朝日町小向の朝日学童保育所日の本クラブⅠ・Ⅱを利用する小学5、6年生11人が6日、モーターや変圧器などを製造する近くの東芝産業機器システム三重事業所(同町縄生)を訪れ、環境についての学びと地元企業への理解を深めた。

児童らはスライドや動画を見ながら同社の歴史や環境への取り組みを教わると、工場の敷地内にあるビオトープを訪れ、人工池の中に生息しているメダカやドジョウ、ヌマエビを探した。

この後、バスに乗ってナゴヤドーム6個分の広さの工場内を見学。車内から建物や材料などを無人運転で運ぶ搬送機、40トンもの荷物を持ち上げることができるクレーンを見た。

児童らは「一日にどのくらいのモーターを造るのですか」「工場の周りに木が植えてあるのは意味があるのですか」などと社員に質問していた。

朝日小学校6年の大橋諒也さん(11)は「工場が環境に取り組んでいることを初めて知った。自分もテレビを見る時間を減らしたり、電気をつけっぱなしにしないよう気を付けたい」と話した。