亀山の親子、リニア学ぶ 名古屋のリニア・鉄道館など見学 三重

【リニア車両を見学する子どもら=名古屋市港区のリニア・鉄道館で】

【亀山】三重県の亀山市の櫻井義之市長が会長の「リニア中央新幹線・JR複線電化推進亀山市民会議」は4日、「夏休みリニア・鉄道親子学習会」を実施した。抽選で選ばれた親子16組計43人が参加した。

学習会は、リニア中央新幹線全線(東京―大阪間)の実現と早期開通の機運を高めるのを目的に、市内の親子を対象に、平成21年度から実施している。

この日参加者らは、リニア・鉄道館(名古屋市港区)でリニアや歴代の新幹線、在来線車両などを見学し、超伝導のリニアの仕組みなど学んだ後、長久手古戦場駅前から、リニモに乗車。愛知県児童総合センターに移動し、標高180メートルの高さから、360度の展望パノラマを楽しんだ。

小学1年生の男児は「リニアの駅が亀山にできれば、東京まで約1時間で行けることに驚いた」とリニア車両を見入っていた。市の担当職員は「未来を担う子どもたちにリニアに関心をもってもらう狙いで、来年度も学習会を実施する予定です」と話していた。