公用車で事故、けがさせる 紀北町、男性職員を減給処分 三重

【北牟婁郡】三重県の紀北町は2日、公用車で交通事故を起こして相手方にけがをさせた町役場本庁の60代の男性会計年度任用職員を減給10分の1(1月)の懲戒処分にしたと発表した。

町総務課によると、男性職員は昨年11月7日午前9時10分ごろ、同町東長島の信号のない交差点を公用車で直進。一時停止と左右確認を怠り、優先道路を走行中の車に衝突した。相手方の車を路上に横転させ、肋骨(ろっこつ)を折るなど約24日間の治療を要するけがを負わせた。自動車運転処罰法違反(過失運転致傷罪)により、30日間の運転免許停止処分と罰金20万円の略式命令を受けた。職員は通常通り勤務を続けている。

尾上壽一町長は「このようなことを繰り返さないよう、全職員に対し、交通法令順守と安全運転の徹底を指導する」などとコメントしている。