【伊勢】三重県伊勢市の乳製品メーカー山村乳業が1日、東欧ジョージアの乳酸菌を使った新商品「山村ジョージアヨーグルトソフト」を発売。市内の直営店「山村みるくがっこう内宮前店」で、同国のティムラズ・レジャバ駐日大使が一日店長に、同国出身で大相撲の元大関栃ノ心剛史さんが一日料理長となり、新商品をアピールした。
同社は、同国の乳酸菌「マリアミ乳酸菌」を使った「山村ジョージアヨーグルト(グルジアヨーグルト)」を平成17年から販売している。
新商品は、そのジョージアヨーグルトと自社の牛乳を使い、夏にぴったりなソフトクリームに仕上げた。ヨーグルトのコクと酸味、すっきりした後味が特徴で、同国の伝統菓子「ゴジナキ」をイメージし、ハチミツとクルミを添え、瓶容器に入れて提供。レジャバ大使のアドバイスも受けて試作を重ね、1年以上かけて商品化した。
この日、エプロン姿のレジャバ大使が来店客の注文を聞き、栃ノ心さんが器用な手つきでソフトクリームを盛り付け、同国ゆかりの新商品をPR。
2歳の子どもと来店した市内の女性(38)は「ヨーグルトの酸味がさっぱりしておいしい。クルミの食感とハチミツの甘さもいい」と話していた。
レジャバ大使は「食を通じジョージアの文化を知るきっかけにしてほしい」と語り、栃ノ心さんは「子どものころに食べたヨーグルトと同じ味。ジョージアの食材を使ったソフトを食べて喜んでもらいたい」と話した。
1個520円(税込み)。内宮前と外宮前の直営店2店で販売。