8耐マシンに興味津々 鈴鹿で小中学生ら、ピット見学 三重 

【AutoRace Ube Racing Teamの中井監督から話を聞く子どもら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキットレーシングコースで20日、市内の小中学生を対象にしたピット訪問があり、公募の35人が、開催中の鈴鹿8時間耐久ロードレース出場チームのピットを見学した。

モータースポーツに興味を持ってもらいたいと、市とNPO法人モータースポーツ友の会による共催。8耐でのピット訪問は初めて。

子どもたちは6班に分かれ、同市平田町の本田技研工業鈴鹿製作所内に拠点を置く「Honda Suzuka Racing Team」、同市中江島町の「AutoRace Ube Racing Team」、同市稲生町の「Taira Promote Racing」の市内3チームのうち2、3チームを訪問。

「AutoRace Ube Racing Team」のピットでは、同日の公式予選で使用するマシンをメカニックが整備する様子を子どもたちに見せながら、中井貴之監督(56)が「決勝戦では1時間に1回タイヤを交換し、ガソリンを25リットル入れる。作業時間は10―15秒」などと説明した。

最後に全員で、8耐の第1回大会で優勝したヨシムラのピットを見学した。

子どもたちは熱心に話を聞いており、市立旭が丘小6年の古川武さん(12)は「地元で頑張っているチームのことが知れて良かった」、三重大付属中2年の伊藤煌之助さん(13)は「レースは色んな人の協力で成り立っていることが分かった」と話していた。