ヘルメットと書籍寄贈 丸亀産業と百五銀、伊勢工高建築科に 三重

【奥山校長に目録を手渡す竹上社長(右から2人目)、小川支店長(右端)=伊勢市の伊勢工業高校で】

【伊勢】建設業「丸亀産業」(三重県松阪市高町)と百五銀行は17日、同行の「百五SDGs私募債(寄付型)」を活用し、伊勢市の県立伊勢工業高校に、建築科で使うヘルメットや書籍を贈った。

同私募債は、地域貢献として、私募債を発行する企業から同行が受け取る手数料の一部を使い、企業が指定する教育機関などに、希望の品物を贈る仕組み。同社は今月に私募債を発行。同校卒業生が毎年、同社に入社していることから、建築科が校外でのインターンシップなどで使う校章入りヘルメット20個と、建築施工管理の資格取得のための書籍20冊を贈った。

この日、同社の竹上景太社長と同行の小川祐司松阪支店長らが同校を訪問し、奥山敦弘校長に目録を手渡した。竹上社長は「実際の建設現場を見て学べることがある。ヘルメットを活用して見学の機会を増やし、建設業に興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。

奥山校長は「教育活動に支援をいただきありがたい。大切に使わせていただきます」と感謝した。