【桑名】三重県桑名市野田の津田学園中学・高校のインターアクト部の部員たちが講師を務める「シニアのためのスマホ講座」が13日、同市星川の地域交流施設「ヴィレッジセンター」であった。部員7人がスマートフォンの操作に不慣れな地域の高齢者に操作方法を優しく手ほどきした。
野田、大山田の両地区の高齢者21人が参加した。初めにスマホの便利なところや注意点などを説明し、個別の質問に応じた。参加者からQRコードの読み取り方や無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプの送り方などを尋ねられると、部員たちは一緒にスマホの画面を見ながら丁寧に教えた。
高校1年の伊藤優さん(16)は「スマホを使いこなせていない人ばかりなので、できるだけ難しい言葉は使わずに、はっきりとした声で優しく接するよう心がけた」と話す。
不要なアプリの削除の仕方を教わった志冨田(しぶた)美登里さん(72)=同市大山田=は「親切丁寧で、分からなかったことが解決できて助かりました」と話した。
講座は昨年に続き2回目で、野田、大山田の両まちづくり協議会が主催した。