中小事業者向け環境マネジメントシステム認証制度「M―EMS(ミームス、三重版環境マネジメントシステム)」の創設20周年記念式典が12日、津市一身田上津部田の県総合文化センターであった。永年環境活動継続事業所に感謝状を贈ったほか、井村屋グループの大西安樹社長による特別講演などがあり、関係者約60人が創設20周年を祝った。
ミームス認証制度は、平成16(2004)年9月に始まった。環境活動に参加したくても、費用や人員面で、取り組みが困難な県内事業者に向け、取り組みやすく費用負担の少ない環境マネジメントシステムとして、三重環境県民運動協議会内にミームス認証事業部を設置して運用。平成21(2009)年4月の組織改編から現在の「一般社団法人ミームス認証機構」(朴恵淑会長)として業務を担当し、これまで399社が認証を取得した。
式典で、朴会長は「創設20周年をさらなる発展的展開のターニングポイントとして生かし、強みはさらに強く、弱みは補う努力を行い、20年後、30年後を見据えた継続的・発展的活動を積極的に推進していく」とあいさつ。20年環境活動継続事業所5社と10年継続事業所13社に感謝状を贈った。
被表彰企業を代表し、平松産業(四日市市、20年継続事業所)の平松慧之代表が「私たちの会社にできることは小さなことかもしれないが、小さな成果が集まることで大きな成果になる。そうできるようミームスの力を借りて頑張っていきたい」とあいさつした。