近海マグロ15トン水揚げ 尾鷲物産の「第11良栄丸」

【水揚げされたマグロ=尾鷲魚市場で】

【尾鷲】三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場で11日早朝、近海マグロはえ縄船からビンチョウマグロやメバチマグロ、キハダマグロなど約15トンが水揚げされた。

水揚げしたのは同市の水産加工会社尾鷲物産の「第11良栄丸」。尾鷲から南方約1800キロ離れた中南方漁場付近を操業する20日の航海から戻った。

水揚げされたマグロは夏に向けた買い付けでにぎわう市場内に並べられ、仲買人による競りが行われた。今後は県内および東海地方を中心に順次出荷され、一部商品はMSC(海洋管理協議会)によって認証を受けた「海のエコラベル」が貼られた製品としてスーパーを中心に販売される。

また、同社直売店「尾鷲魚市場おとと」では生マグロの即売などが行われ、新鮮な海の幸が店頭に並んだ。

同社の山本幸義担当課長は「ビンチョウを中心にキハダ、カジキが豊漁だった。生マグロを食べて猛暑を乗り切ってほしい」と話した。