暗号資産1600万円分の詐欺被害 伊賀の女性 三重

【伊賀】三重県警伊賀署は9日、伊賀市の60代女性が警察官や検察官を名乗る男らに、暗号資産約1600万円分をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

同署によると、女性は5月末ごろ「仙台北警察署」を名乗る男らから電話で「あなたの銀行口座が不正に使われた。このままでは逮捕される」と言われ、検察官を装う男とLINE(ライン)で連絡するようになった。

女性は男に「不正なお金が混ざっていないか資産を確認する」などと言われ、先月14日、指示のままに暗号資産約1600万円分を購入。指定されたアプリに送金し、だまし取られた。息子が口座を確認し、発覚した。