小6巫女が舞奉納 亀山の川俣神社で夏の例祭

【「豊栄の舞」を奉納する6年生女児5人=亀山市加太板屋の川俣神社で】

【亀山】三重県亀山市加太板屋の川俣神社(中村嘉孝宮司)は7日、同神社で夏の神事「例祭」を執り行ない、氏子(うじこ)総代と関係者ら計20人が列席し、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈願した。

平安時代から受け継ぐ例祭は、麦の収穫を祝う神事として多くの地域住民らが参加し、盛大に開いていたが、近年は神社関係者と地元加太小学校6年生女児が、緋色(ひいろ)ばかまの巫女(みこ)装束で「豊栄の舞」と「浦安の舞」を奉納するようになった。

この日は、6年生女児5人がサカキを手に持ち、雅楽の音色に合わせて「豊栄の舞」を奉納した。女児の一人は「少し緊張もしたけど、同級生5人で楽しく舞いました」と話していた。

中村宮司は「古来からの神事を、地元の女児の協力で無事執り行なうことができた」と見守っていた。同神社の例祭は、2、7、11月の年3回行っている。