高校授業料を過徴収 三重県立4校で13人、徴収漏れも

三重県教委は1日、四つの県立高校で授業料を過大に徴収するミスがあったと発表した。13人の生徒から計3万5984円を本来より多く徴収した。各校は近く過徴収分を返還する。

県教委によると、過大徴収があったのは、飯野(鈴鹿市)▽昴学園(大台町)▽木本(熊野市)▽北星(四日市市)―の各高校。このうち、飯野高では生徒9人への過徴収が判明した。

飯野高の職員が先月、徴収額を点検したことをきっかけに発覚。卒業までに必要な単位を修得できず、一定期間を超えて在学する生徒の授業料を誤って通常通りに算定したことが原因という。

このほか、飯野高では生徒3人から本来より計約1万7千円安く授業料を徴収したことが判明。昴学園高でも、復学した生徒から9900円分の授業料を徴収していなかったことが発覚した。

教育財務課は「当事者に迷惑をかけたことを深くおわびする。授業料の制度を各校に周知する。算定に関するチェックリストも作成するなどし、再発防止を徹底する」としている。