中小企業基盤整備機構はこのほど、中部地域5県(三重、愛知、岐阜、富山、石川県)の中小企業を対象にした4―6月期の景況調査結果を発表した。
業況判断DI(良いと答えた企業割合から悪いと答えた企業割合を引いた指数)は、全産業で前期(令和6年1―3月期)より8・0ポイント増のマイナス22・5と2期ぶりに上昇した。産業別にみると製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業すべてで上昇した。
調査は、中部地域の中小企業2298社を対象に、商工会、商工会議所の経営指導員、中小企業団体中央会の情報連絡員が訪問面接し聞き取った。
原材料・商品仕入単価DIは、全産業で前期より4・3ポイント増の71・8と3期ぶりに上昇した。売上単価・客単価DIは、全産業で前期より3・2ポイント増の16・2と3期ぶりに上昇した。
採算DIは、全産業で前期より7・1ポイント増の1・9と2期ぶりに上昇。従業員過不足DIは全産業で前期より0・7ポイント減のマイナス19・4と2期ぶりに低下した。