<東海高校総体・三重県勢>四日市工・粟飯原が重圧はね除け初優勝  陸上200メートル

【陸上競技男子200メートル決勝で初優勝した粟飯原圭吾(四日市工)=岐阜メモリアルセンター長良川競技場で】

○…東海高校総体の陸上競技男子200メートル決勝で、四日市工3年の粟飯原圭吾がシーズンベストの21秒28をマークして初優勝した。レース中盤で先頭に立つと、コーナーを抜けた後の直線で、後続との差を広げた。

○…昨年は2位。苦手な高温多湿なコンディションに加えて、前回優勝の成川倭士(静岡・東海大翔洋)が故障で静岡県大会を棄権するなどライバル数人が欠場し、優勝候補に見なされるプレッシャーとも戦った。
3位入賞した前日の100メートル決勝後は熱中症の症状も出たが、すべてを克服しての優勝に「勝ち切れて良かった」と安堵(あんど)の表情だった。