【四日市】三重県四日市市の画家、たちようこさんのテンペラ画展が、同市安島の山画廊で開かれている。16日まで。10、11の両日は休み。
テンペラ画は油絵よりも古い西洋絵画の技法で、卵黄と顔料を練り合わせた絵の具で描く。宗教画などで使われている。
会場には、新作32点が並ぶ。背景に金箔(きんぱく)を使っている。作品のモチーフは、花束を手にする女性や天使だったり。幻想的な世界を表現していて、訪れる人を魅了している。
たちさんは20年近くにわたり、テンペラ画の制作に取り組む。さらに極めようと、2年前から東京都の画家の工房に月1回のペースで通い、腕を磨く。「テンペラ画は祈りとともにあった技法。作品を見て、何かを感じてもらえたらうれしいです」と話した。8、9日と14日から最終日までは在廊する予定という。
このほか水彩画や銅版画計18点も紹介している。