実習生に謝金支払いへ 三重県議会インターン、募集開始

【定例記者会見で、実習生の募集を始めたと発表する稲垣議長=県議会議事堂で】

稲垣昭義三重県議会議長は7日、就任後初の定例記者会見に臨み、公共政策を学ぶ大学院生を対象に、インターンシップ実習生の募集を始めたと発表した。実習生の負担を軽減するため、今回から謝金を支払うことも明らかにした。

議会事務局によると、インターンシップは平成21年度から実施し、これまでに20人を受け入れた。本年度は9月中に2週間ほど実施する予定。議会事務局の業務を学ぶほか、議員らと対話する。実習後は議員への意見発表に臨む。

実習生への謝金は1日あたり3700円とし、3万7千円を上限に支払う。交通費や滞在費は、従来通り実習生が負担する。議員からは実習生の負担を軽減するため、県営住宅の活用を検討するよう求める声も上がっていた。

稲垣議長は「改革を進める県議会として、若い視点からの提言に期待している」と述べた。実習生の負担軽減に向けては「かねてから議論があり、公舎の提供なども検討したが、学生には(謝金の方が)ニーズがある」と語った。

定員は2人。所属する大学院を通じて7月5日まで申し込みを受け付ける。問い合わせは議会事務局企画法務課=電話059(224)2877=へ。