【多気郡】斎王まつり実行委員会(東谷泰介代表)は1日、三重県明和町斎宮の国史跡斎宮跡で第41回「斎王まつり」を開いた。斎王が都から斎宮へ赴いた「斎王群行」を再現し、多くの見物人でにぎわった。
斎王まつりは、天皇に代わり伊勢神宮の皇祖神、天照大神を祭った皇女の斎王をしのぶ。公募した斎王役を中心に女官や童女ら約80人が、平安時代の衣装で進む斎王群行がまつりの呼び物となっている。
斎王役は伊勢市出身の東京大学2年、三田空来さん。祖父母が斎宮ガイドボランティアをしていた。斎王の森でみそぎの儀に臨んだ後、みこし「葱華輦(そうかれん)」に乗って出発し、伊勢街道や竹神社前、斎宮跡に復元した碁盤目上の大通りを通り、さいくう平安の杜へ向かった。
群行は「夜の部」も設け、時代絵巻を楽しんだ。