鉛筆で下絵、色を付け 絵本作家に児童ら学ぶ 菰野町の学童クラブ

【色の作り方を教える二見さん(右)=菰野町潤田の学童クラブ「かざみどりKids」で】

【三重郡】三重県菰野町潤田の学童クラブ「かざみどりKids」は25日、伊勢市の絵本作家、二見正直さん(45)を講師に迎え、お絵かき教室を同所で開いた。学童を利用する小学1―3年生12人が参加した。

子どもたちは八つ切り画用紙に鉛筆で下絵を描き、オイルパステルや絵の具で色を付けた。2色以上の絵の具を混ぜ合わせて、色の作り方を教えた二見さんは「みんな飲み込みが早い!」と驚いていた。

二見さんが用意した手本をまねて花や虫、動物などの絵を描く子もいれば、「夕焼けと馬の親子」や「夜空に舞う花火を見る自分」など、頭の中で想像した世界を描いている子もいた。

花火の絵を描いた千種小学校3年の中村美遥(みはる)さん(8つ)は「きれいに描けた」とうれしそうに話した。

二見さんは、自身が手がけた絵本「もっとおおきな たいほうを」を読んで聞かせたり、紙芝居を披露したりもした。