今年夏のパリ五輪で、体操競技女子代表に内定した、四日市大1年の岡村真(おかむら・まな)選手(18)=相好体操クラブ=が24日、練習拠点の相好体操クラブ四日市市教室で取材に応じ、「率直にうれしい。自分が目指している、爪先、指先まで意識した美しい演技で世界を魅了できたら」と抱負を語った。
最終選考会を兼ねて今月群馬・高崎アリーナで開かれたNHK杯で女子個人総合3位になり、初の五輪出場を決めた。暁高校3年時に出場した昨年の杭州アジア大会で日本勢初の金メダルに輝いた得意種目の平均台でただ1人14点台の高得点をたたき出すなどして全体の3位に当たる213・994点をマークした。
相好体操クラブ津教室で本格的に練習を始めた小3から五輪出場を目標に定め、練習環境を変えたくないと高校卒業後も県内に止まる。今年のNHK杯女子総合優勝の順天堂大2年、宮田笙子選手も含め、パリ五輪女子代表に内定した5選手は全員10代で五輪初出場となったが「皆経験豊富。勢いもある」と信頼感を口にし「協力して団体でメダルを」と話した。