【伊勢】三重県の大台町でエゴマを生産する「JA多気郡奧伊勢えごま倶楽部(くらぶ)」は21日、エゴマ油などエゴマを使った加工品を、伊勢市の伊勢神宮に奉納した。
同町では約10年前から、耕作放棄地などを活用してエゴマを生産している。同倶楽部の会員約50人が、エゴマの栽培と、実や葉を使った加工品の製造を手がけ、昨年は約550キロを出荷した。
この日、内宮では同倶楽部やJAの関係者ら約10人が参列。エゴマ油のほか、エゴマの葉を使ったエゴマ茶、実や葉の入った米麺をカゴに載せて宇治橋を渡り、神楽殿へと納めた。外宮にも奉納した。
鈴木恵子代表は「栽培から加工まで、手間をかけて生産している。健康で、毎日元気に活動できることに感謝したい」と話していた。