ハンドボール女子日本リーグのレギュラーシーズン最終節は19日、各地であり、既に5位が確定している三重バイオレットアイリスは鈴鹿市江島台のAGF鈴鹿体育館で行われた最終戦で6位のイズミメイプルレッズ(広島)に26―31で競り負けて、通算成績11勝8敗1分けで今季を終えた。
昨年10月から今月まで20試合を戦った。三重は上位4チームに残れず、優勝を懸けたプレーオフに進むことはできなかったが、3月の第12戦から連勝記録をチーム最多の「8」に更新するなど尻上がりに調子を上げていた。
今季に向けソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(鹿児島)から2023年杭州アジア大会代表の初見実椰子らを獲得。新戦力がチームになじむにつれて「チームとしての形ができはじめてきた」とみる黄慶泳監督は「引退する選手もおりまたチームの改革を進めなければならないが、応援する人々に笑顔を届けられるよう頑張って行きたい」と話した。
【イズミ戦で引退する杭州アジア大会代表の三重・團玲伊奈。後半28分、25点目のシュートを決めてガッツポーズ=AGF鈴鹿体育館で】