【四日市】三重県四日市市の地場産品、萬古焼を廉価で販売する「よっかいちばんこ焼陶器まつり」が18日、同市羽津甲の四日市ドームで始まった。土鍋や急須、均一価格の湯飲みなどの掘り出し物がずらりと並び、品定めをする買い物客らでにぎわった。19日まで。
萬古陶磁器振興協同組合連合会が主催し、63回目。会場内には、窯元や卸問屋、陶芸作家に加え、美濃や瀬戸といった他産地からの店も出て、46店が並んだ。通常の2―7割引きのお値打ち価格で買えるとあって、どの店も人だかりができていた。
訪れた人たちは皿や器を手に取ってじっくりと品定めをしたり、店員と会話をしたりしながら買い物を楽しんでいた。
ステージでは、メーカー4社が自社の炊飯土鍋でご飯を炊くイベントもあった。ステージに上がった来場者の代表が、炊きあがったご飯を実際に見て「粒が立っている!」「つややかできれい」と感想を述べた。ご飯はその場で、塩むすびにして食べた。
各メーカーの担当者は「ぜひ土鍋を使ってご飯を炊いてみて」などと呼びかけていた。同イベントは、19日も午前11時10分からある。