立憲民主党県連の中川正春代表は18日の記者会見で、来夏に予定される次期参院選三重選挙区(改選数1)の候補者一本化に向け、野党間で候補者を選考する協議体を設置したと発表した。
県連によると、協議体は立民県連、国民民主党県連、新政みえ、連合三重の4者で今月上旬に立ち上げた。各者が候補者の案を持ち寄った上で選考し、7月中をめどに4者の統一候補を決める。
中川代表は近年の国政選挙について「野党がばらばらで選挙区などの調整だけをしてきた」と指摘。「将来の連立内閣を想定して野党が結集すべき。その流れを三重から実現したい」と語った。
一方、共産党との連携は「今のところない」と説明。候補者調整も「共産党は候補者を出しているので、なかなか話ができない。全国的な話になれば別だが、県内だけではできない」と語った。
このほか、次期参院選三重選挙区に立民から立候補する意欲のある人物が5人ほどいることを明かしつつ「もっと多くの人に手を上げてもらいたい」と述べ、引き続き公募する考えを示した。