【津】交通安全の大切さを学ぶ授業が16日、津市安濃町粟加の市立明合小学校(篠原充校長、児童数101人)であった。全児童がJAF(日本自動車連盟)三重支部の体験車で衝突の衝撃を体験し、自転車の乗り方などを教わった。
希望した小学校などで開催する市の交通安全教室。同小では命を守る意識を継続しようと毎年全学年で実施している。
児童は4人ずつに分かれて体験車に座り、時速5キロで走行する車が衝突した場合の衝撃を体験。JAF職員は「本当の事故はもっと強い衝撃がある。必ずシートベルトをして」と呼びかけた。
六年の堀口伊吹さん(11)は「衝撃にびっくりした。後ろの席でベルトをしない時もあったけどこれからはしなきゃいけないと思った」と話した。
市交通教育プロバイダによる指導では、体育館に見通しの悪い曲がり角や信号機のある交差点を再現。1、2年は正しい歩行のルールを、3年以上は自転車の安全な乗り方を教わった。
6年の髙士莉緒さん(11)は「普段自転車に乗らないのでふらふらと道路に出たら危ないと思った。ルールを守って乗りたい」と話した。