5、6月に集中する三重県内企業の株主総会に向け、県警は1日、株主総会特別警戒本部を設置した。組織犯罪対策課と県内各署の警察官らが総会屋や暴力団による不当要求や妨害に備える。
県警によると、警戒本部は6月末までに県内で株主総会を開催する約15社の警戒に当たる予定。企業の要請を受けて捜査員を派遣し、不法行為を取り締まるという。
同課の大久保秀樹次長は「総会屋などによる不法行為がないように防いでいく」と話した。同課によると、県内では過去10年以上、株主総会で妨害などの不法事案は確認されていない。
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