ヴィソンで“ととのう” サウナ開設、フィンランド製ストーブ 多気町・三重

【花こう岩に囲まれたまきストーブ(左)と電気ストーブ(右)】

【多気郡】三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」に25日、本場フィンランドのサウナを楽しめる「VISONサウナ」がオープンした。2階建てのサウナ小屋にまきストーブ1台と電気ストーブ2台を備え、15人が入れる。

薬草湯が楽しめる温浴施設「本草湯」に設けた。男女の露天風呂敷地に1棟ずつあり、それぞれ延べ22・5平方メートル。内装にヒノキ材、外観にスギ材を使っている。

ストーブはフィンランドのメーカー「ハルビア」製。ストーブを囲む花こう岩に、ヨモギやビワなど薬草の成分を含んだ水をかけ、蒸気を発生させ、薬草の香りで満たす。2階は気温と香りが高い。屋外には、老舗醸造所から譲り受けた木だるを活用した水風呂と、外気浴スペースがある。

サウナイベントを手がけるNEWTOWN社(東京都世田谷区)がプロデュースした。片岡大樹社長(34)は「通常のサウナでは100度だが、ここは最大80度くらい。湿度で汗を出す蒸気浴がフィンランドの特徴。より体の芯から温まる」「5分すれば汗が滝のように出る。外気浴で風を感じた後、ご飯を食べてほしい」とアピールしている。

本草湯内の日本料理店「笠庵 賛否両論」はサウナのオープンに併せ、新メニュー「志摩ひじきのキーマカレー」(税込み1200円)を提供している。

営業時間は午前10時から午後10時まで。料金は中学生以上が平日1000円、土日祝1200円。3歳―小学生は平日500円、土日祝600円。

【2階建ての「VISONサウナ」前でオープンのあいさつをする片岡社長=多気町のVISONで】