【津】日本政策金融公庫津支店による出張授業が19日、三重県津市河辺町の県立津西高であった。同公庫が実施する「第12回高校生ビジネスプラン・グランプリ」への応募に向け、同支店の大山航平さん(24)がビジネスアイデアの発想法について講義し、2年生12人が聴講した。
若者に創業への意識を高めてもらおうと実施し同校では2年の課題研究の一つに位置づけ起業に興味を持つ生徒が受講。日本公庫は9月までの全4回講師を務める。
大山さんはロボット掃除機やスティックのりを使い切れる容器などの具体例を挙げ、成長するビジネスの条件として、日常的にやっている▽そこで不便を感じている▽新しい解決法が提供できる―の3つを挙げた。
次回以降、誰にどんな物を売ればビジネスとして成立するかのプランづくりに入る。普通科の後藤明日香さん(16)は「身近なことからアイデアに結びつけられると分かった。自分が困っている単純なことから考えていきたい」と感想を話した。