第71回春季東海地区高校野球県大会（県高野連主催、伊勢新聞社後援）は14日、津球場公園内野球場などで２回戦８試合があり、宇治山田商やいなべ総合学園、津田学園、三重などが準々決勝進出を決めた。
今春の選抜高校野球大会に出場した宇治山田商は三回表に重盗で伊勢に先制を許すも、九回裏２死三塁から３番阪口諒真の適時打で追い付いた。タイブレークの延長十回裏には９番山本湊乃介がサヨナラ打を放ち、３―２で初戦を突破した。
昨年覇者のいなべ総合は４番吉川昊良の２点適時二塁打などで二回までに６点を奪い、追加点を重ねて９―１で津西にコールド勝ち。津田学園は14安打の猛攻で、連合チームで唯一出場の白子・名張を11―０で下した。
三重は先発杉山司が５回無失点で、先制適時打を放つなど投打に活躍。５―１で白山を破った。菰野は八回表に追い付かれるも、九回裏２死三塁から１番菊地逢斗がサヨナラ打を放ち、津商を３―２で下した。
皇學館は初回に２番堀内優介の２点本塁打で先制し、久居に４―１で勝利。明野は神村学園伊賀に一度は３点差を追い付かれるも４―３で競り勝った。昴学園は先発河田虎優希が桑名工相手に十回完投。タイブレークの接戦を３―２で制した。
準々決勝は20日、津球場と四日市市営霞ケ浦第一野球場で４試合を実施する。宇治山田商は津球場第１試合（午前10時試合開始）で明野と対戦。いなべ総合は四日市球場第１試合（同）で津田学園と対戦する。
【14日】
▽２回戦
○…四日市球場…○
津田学園11―０白子・名張
（五回コールド）
菰 野３―２津 商
○…津球場…○
皇學館 ４―１久 居
いなべ総合９―１津 西
（七回コールド）
○…ドリームオーシャン…○
三 重５―１白 山
昴学園 ３―２桑名工
（延長十回タイブレーク）
○…ダイムスタジアム…○
宇治山田商３―２伊勢
（延長十回タイブレーク）
明 野４―３神村伊賀
【20日】
▽準々決勝
○…四日市球場…○
①津田学園―いなべ総合
②皇學館―菰野
○…津球場…○
①宇治山田商―明野
②三重―昴学園
（試合開始予定時刻は①10時②12時半）