第71回春季東海地区高校野球県大会(県高野連主催、伊勢新聞社後援)は13日、開幕した。四日市市営霞ケ浦第一野球場▽津球場公園内野球場▽ドリームオーシャンスタジアム(県営松阪)▽ダイムスタジアム伊勢―の4球場で1回戦10試合があり、いなべ総合学園や、神村学園伊賀、津商、桑名工などが2回戦進出を決めた。
連覇を狙ういなべ総合は近大高専4番山中稜太の本塁打などで4点のリードを許すも、9回に1番藤井健瑠の3点適時二塁打が出て逆転サヨナラ勝ち。
昨秋、東海大会に初出場した神村学園伊賀はプロ注目の3番寺井広大主将が先制適時打を放つなど、チームで10安打を放ち、宇治山田に8―0でコールド勝ちした。
今春センバツで21世紀枠の県推薦校に選ばれた桑名工は背番号5の濱井悠剛が8回完投1失点。適時三塁打を含む3安打で投打に躍動し、暁を8―1で退けた。
連合チームで唯一出場した白子・名張は白子の森川惺司から名張の坂下海月につなぐ投手リレー。粘る桑名西を振り切り、8―7で初戦を突破した。
昨秋の東海大会に出場した鈴鹿は津商と対戦。9回、5番山中飛空の2点適時三塁打などで3点差を追い付いたが、延長13回に守備の乱れも絡んで6点を失い、3―9で敗れた。
2回戦8試合は14日、4球場で実施され、春のセンバツに出場した宇治山田商や各地区予選第1代表校などが登場する。宇治山田商はダイムスタジアム伊勢での第1試合(午前10時試合開始)で伊勢と対戦する。