中森博文三重県議会議長は9日の定例記者会見で、5月の役員改選を控えた議長としての進退について「他会派の意見も取り入れて考えたい」などと述べ、続投の是非を検討する考えを示した。
中森議長は自らの進退について「この場でコメントは控えたい」としつつ「慎重に、そして丁寧に、わが会派(自民党)だけでなく、多くの他会派の皆さんの意見も取り入れたい」と語った。
議長に就任した昨年5月からの約1年間について「充実し、かつ正しい議会運営ができたと思っている」と評価。「先輩議員からは、よく頑張っているとの良い評価をいただている」と語った。
議長任期は申し合わせで2年以内。中森議長は昨年5月の就任時に「まずは1年を完遂し、いったん辞表を提出する」としつつ「引き続き担う必要があれば、議員の信を問う」と語っていた。
また、杉本熊野副議長は会見で、副議長任期を1年とする申し合わせに基づき、5月の役選を前に副議長を辞職すると説明。県議会で初の女性議長を目指す意志は「変わっていない」と語った。