【津】三重県津市芸濃町北神山の安濃川沿いの市道約900メートルにわたる桜並木が見頃となり、好天に恵まれた週末は花見の人らでにぎわった。
同所は市道の両側に北神山地区の有志グループが植えたソメイヨシノが約240本あり、現在は有志団体「花街道」(田中茂人会長)のボランティア会員45人が市と県の助成を受け沿道と河川敷の整備を担っている。
今年は先月17日に会員が沿道の下草を刈って準備。3月の低温続きで咲き始めは今月2日と遅かったが連日の暖かさで次々に開花している。
見頃と日曜が重なった7日は親子連れやカップルらが桜のトンネルをのんびりと歩いたり桜をバックに愛犬や愛車を撮影したりする姿が見られた。
田中会長(79)は「あと数日で満開になる。ボランティアも高齢になっているが業者に任すのは味気ないので皆で協力し合っている」と話した。