紀勢道が全通10周年 奥伊勢PAで感謝イベント 大台町・三重

【道路パトロールカーの試乗を楽しむ子ども=大台町高奈の奥伊勢パ―キングエリアで】

中日本高速道路は30日、三重県大台町高奈の紀勢自動車道奥伊勢パーキングエリアで、紀勢自動車道(三重県区間)全通10周年記念・感謝イベントを開いた。ノベルティの配布や撮影の催しなどがあり、パーキングエリアに立ち寄った親子連れなどで賑わった。

紀勢自動車(同)は平成18年3月に勢和多気JCT(ジャンクション)―大宮大台IC(インターチェンジ)が開通し、その後順次区間ごとに整備が進められ、平成26年3月に紀伊長島IC―海山ICが開通して全通となった。

この日は、中日本高速道路のスタッフがパーキングエリアを訪れる人に、全線開通10周年の記念ロゴがプリントされたカトラリーセットや、全線開通10周年の整備効果などを掲載した小冊子を配布。「働くクルマ」の体験コーナーでは、子どもらが交通管理隊の制服を着用し、道路パトロールカーの運転席に座り、記念撮影などを楽しんでいた。

同社名古屋支社津高速道路事務所の坪井俊吾所長は全線開通10周年について「地元の人から『日帰りで名古屋まで行けるようになった』『農水産物が運びやすくなった』という声を聞き、地域貢献ができたと感じる」と振り返り、今後に向け「4車線化をしっかりやり、さらに安全、快適で便利に使ってもらえるよう努めていきたい」と話した。