息子装う詐欺相次ぐ 2人が計250万円被害 菰野町

【三重郡】三重県警四日市西署は26日、菰野町の高齢女性2人が相次いで、息子を装った男から現金をだまし取られる被害に遭ったと発表した。同署は詐欺事件として捜査するとともに、注意を呼びかけている。

同署によると、80代女性は21日、息子を装った男から電話で「職場の女性と不倫して子どもができた。慰謝料が必要」と言われた。

女性は男に朝日町の近鉄伊勢朝日駅に行くよう指示され、22日、駅近くの路上で、声をかけてきた弁護士を装った男に現金150万円を渡してだまし取られた。

70代の女性は18日、息子を装った男から電話で「夫のいる女性を妊娠させた」などと言われた。

女性は20日―21日、愛知県弥富市の名鉄五ノ三駅と同県蟹江町のJR蟹江駅の近くの路上で現金計100万円とキャッシュカード1枚を弁護士の息子を装った男に渡した。

2人はそれぞれ実際の息子に連絡して被害が発覚した。