【伊勢】三重県伊勢市の郷土食「伊勢うどん」を発信しようと市が募集した伊勢うどんのフォトコンテストで、うどんを手にした笑顔の家族を撮った花川雅人さん（同市）の作品が最優秀賞に輝いた。
伊勢うどんは、太く柔らかな麺とたまりしょうゆの黒いタレが特徴。市は、伊勢うどんの国無形民俗文化財への登録を目指している。フォトコンテストは、文化財登録に向けて伊勢うどんへの関心を深めてもらおうと実施した。
「わたしが思う素敵な伊勢うどん」をテーマに、昨年12月から１月にかけて作品を募り、県内外から511点の応募があった。審査の結果、最優秀賞１点、優秀賞３点、特別賞５点が決定した。
最優秀の花川さんの作品は、初詣の帰り道、温かい伊勢うどんの丼を手に笑顔をみせる家族を写した一枚。受賞作品を発表した鈴木健一市長は「笑顔がすてきで、うどんと家族の温かさが伝わるいい作品。今後も伊勢うどんの魅力を伝えるイベントを考えたい」と話した。
受賞作品は、市のホームページで公開している。ほかの受賞者は次の皆さん。
優秀賞＝濱口実伶（多気郡）内藤郁美（桑名市）南平可菜子（伊勢市）▽特別賞＝山川智大（伊勢市）吉高美紀（同市）高﨑一恵（同市）大谷裕也（同市）朴木慎治（愛知県東海市）