天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが三重に来県された26日、伊勢神宮内宮や外宮周辺には愛子さまを一目見ようと多くの人が集まり、日の丸の旗を振って歓迎した。
昼過ぎまで降り続いた雨が収まり、太陽が見えてきた午後2時半ごろ、愛子さまは外宮の参道に到着。沿道に集まった人々が手を振ると愛子さまも車内からにこやかに手を振って応えた。
内宮では午後4時ごろから参拝を規制。愛子さまが同時20分ごろに参道に到着されると、宇治橋周辺に集まった人々から大きな歓声が上がり、日の丸の旗や手を振って出迎えた。
伊勢市在住で、家族3人で買い物に行く途中に通りかかったという宮崎匠さん(29)は「皇族の方を生で見るのは初めてで、輝いて見えた。女性皇族としてこれからも頑張ってほしい」と話した。
スマートフォンを構えて愛子さまを待っていた水戸市の女性(51)は、車列が通り過ぎると「撮れました」とうれしそうに言い「透明感があった。とても良い日になった」と興奮した様子で語った。
北海道から家族旅行で三重県に来ていた小学3年の谷口結咲さん(8つ)は「優しい表情で手を振っているのが見えた。ニュースで見たことはあったが、間近で見て、さらにすてきに思った」と感想を口にした。
愛知県瀬戸市から伊勢神宮を訪れ、宇治橋前で約1時間待っていた公務員の蓮尾有亮さん(38)は「貴重な経験ができた。就職されても立派に務めを果たしてほしい」と話した。