【亀山】三重県亀山市野登地区の住民らが中心の市民団体「みつまたを愛する会」(松井隆幸会長)は16、17の両日、「天空の森みつまたウォーキングツアー」を開催し、桑名や四日市、津市などのほか、富山や兵庫県など県内外から2日間で約200人が参加した。
参加者らは、亀山市安坂山町の石水渓野外研修施設を発着点に、同町地内の新名神高速道高架下にある「天空の森」まで片道約3キロを歩き、同森に咲き誇る約3500本の黄色い花「ミツマタ」を楽しんだ。また、同施設では、蒸したミツマタの枝の皮むき体験もあった。
同市和賀町から家族4人で参加した、中本憲成さん(47)は「これだけ多くのミツマタの花を見るのは初めて」、娘の羽南さん(8つ)は「黄色い花がきれいだった」と笑顔で話した。
松井会長(71)は「参加者のうち、約7割が市外、県外の人で、『天空の森』を多くの人に知ってもらえた」とし、「この地は民間事業所の管理地のため、通常は入口のゲートを閉めている、今回のツアーのために許可をいただき入った」と話した。
同会は、新名神高速道の高架下を「天空の森」と命名し、平成26年から毎年、市民らも参加してミツマタの苗木を植樹している。