「女将図鑑」を作製、大紀町の民泊紹介 三重大生が取材し冊子に

【「女将図鑑」を紹介する杉原さん(左)と大畑さん=大紀町金輪で】

【度会郡】大紀町で行われた三重県の「南部の地域課題解決型フィールドワーク」に参加した、三重大3年の杉原芙実さん(21)と大畑晴香さん(21)が、大紀町の民泊の女将(おかみ)を紹介する「女将図鑑」を作製した。自分らで取材した女将の魅力や施設の情報などを掲載。2人は「この冊子をきっかけに大紀町の民泊を知ってもらえれば」と話している。

南部地域の課題を知り、解決策を立案して実践するフィールドワークが、「民泊を活用した地域活性化」をテーマに昨年9月から今年2月にかけて行われ、その中の取り組みの一環として、同町で盛んな体験型の民泊を知ってもらおうと女将図鑑を作製した。

町内にある約20軒の民泊のうち10軒の女将を取材。ニックネームや趣味、特技などの情報と民泊を始めたきっかけ、やりがい、夢を掲載。写真とともに女将からのメッセージや施設でできる体験の紹介、お薦めスポットなども添えた。簡単に魅力が伝わるように、女将のキャッチコピーも自分らで考えた。

冊子はB6サイズ、27ページで240部作った。掲載した10軒の民泊や町観光協会などに設置されている。

2人は「女将さんにこの冊子を使って活動してもらい、大紀町の活性化につながれば」と話していた。