三重県は3月4日から同31日まで、37都道府県のマンションにある計7020台のエレベーターに設置されたモニターで、県内の観光地などを発信するプロモーション動画を放映する。
県によると、放映するのは「極上の休息を。三重県」と題した15秒間の動画で、伊勢神宮や英虞湾、六華苑、馬越峠などを表示。「歴史と自然を一緒に味わう」とのナレーションも入る。
県と産業振興の包括協定を結んでいるみずほ銀行が、県に提案したのをきっかけに実現。同行と取引がある「エレベーターメディア」(本社・東京都)が地方創生を目的に無償で放映する。
一見勝之知事は「今後も継続的に動画を放映してもらえるよう、交渉していきたい。全国の方々に県の良さを知ってもらい、多くの人に来県してもらえるきっかけにしたい」と話している。
県は首都圏の主要駅に広告を掲載するなど、本年度から情報発信に向けた体制を強化。「選ばれる三重の実現」を目指す「プロモーション推進方針」(仮称)を、年度内にも策定する方針。