三重県は19日、鳥羽市立菅島小の児童や教員ら13人が下痢や腹痛などを訴えたと発表した。14日の給食が原因の食中毒と断定。給食を調理していた業者を19日付で営業禁止処分とした。
県によると、症状を訴えたのは、7歳から10代までの児童10人と、教員3人。15日から16日にかけて発症した。入院した人はおらず、全員が快方に向かっているという。
伊勢保健所が検査したところ、児童や教員、調理者ら12人からノロウイルスが検出された。14日の給食はマカロニグラタンやコーンスープなどが提供され、32人が食べたという。
この業者は同校から委託を受けて校内で給食を調理していた。16日から調理を自粛し、児童らは弁当の持参などで対応している。県は調理方法の改善を確認でき次第、調理の再開を認める。