亀山宿・関宿で「東海道のおひなさま」 民家など92カ所で展示 三重

【昭和から平成のひな人形=亀山市関町中町の旧落合家住宅で】

【亀山】旧東海道の亀山宿、関宿で10日、「東海道のおひなさま亀山宿・関宿」(同実行委員会主催・伊藤千恵委員長)が始まった。3月3日まで。

市立図書館や旧落合家住宅などの公共施設や美容院、飲食店、民家など約92カ所に、大正から令和のひな人形やつるしびなを展示した。

関宿街道沿い関町中町の大井裕雄さん(91)宅では、江戸時代後期の京都御所に見立てた木製の源氏枠御殿ともいわれる「御殿雛(ごてんびな)」や石川県の輪島塗りの立雛「親王飾りびな」を公開している。

【江戸時代後期の「御殿雛」を公開している大井さん宅=亀山市関町中町で】

期間中、デジタルスタンプラリーや関宿街道の一角では今月10、11日と3月3日の3日間、食べ物を販売するキッチンカーや雑貨店などが並ぶマルシェを、2月25日には、関まちなみ文化センターで、つるし飾り体験を開く。

伊藤委員長は「ひな人形を巡りながら、城下町の亀山宿と宿場町の関宿の町並みも楽しんで」と呼びかけている。問い合わせは市観光協会=電話0595(97)8877=へ。