小学生ら株式会社の仕組み学ぶ 日本証券業協会、亀山と4県つなぎ出前授業 三重

【皆で開発した新商品を発表する児童ら=亀山市中庄町の昼生小学校で】

【亀山】日本証券業協会(東京都中央区)は30日、三重県亀山市中庄町の市立昼生小学校(西川浩校長)の6年生9人と岩手、千葉、山口、滋賀の4県の小学校児童計20人をオンラインでつなぎ、「会社を経営しながら株式会社の仕組みを学ぶ『チャレンジ!おかしの株式会社』」の出前授業を開いた。各地の地方新聞社が協力。昼生小では伊勢新聞社が協力した。

出前授業は、児童に株式会社に関する知識などの「金融リテラシー」の向上を目的に、昨年度から始まり本年度で2回目。本年度は全国の小規模クラスの小学校10校が参加した。

この日は、同協会の担当者が同社が制作した動画を映し、株式会社の仕組みや投資、配当などについて解説した後、グループワーク形式でそれぞれの小学校児童が、会社を立ち上げ、売上金500万円を目標に新商品を開発し、それぞれが発表した。

昼生小では、亀山市の亀の形をした亀山茶味のクッキー2枚の間にバターをはさんだ「かめバターサンド」と、リンゴやイチゴ味など果物の味が楽しめる「レインボーガム」を開発。道の駅などで販売したいと発表した。

島愛奈実さん(12)は「会社の仕組みなどが理解できた。皆で考えた『かめバターサンド』や『レインボーガム』があったら買いたい」と話した。