一度は見たい絶景・風景300点 田島さん写真集出版 伊勢市に寄贈

【自費出版した写真集を鈴木健一市長に手渡す田島さん(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市黒瀬町のアマチュア写真家田島謹也さん(75)が、10年余り撮りためた作品をまとめた写真集「一生に一度は見たい絶景・風景」を自費出版し、このほど、伊勢市に6冊を寄贈した。市立図書館2カ所に配置される。

田島さんは元公務員。定年まで勤めあげ、退職後の趣味として本格的に写真を始めた。旅好きなこともあり、国内外に足を運んで撮影を楽しみ、75歳の節目に写真集をつくることにした。

写真集はA4判、84ページ。北海道から沖縄まで全国各地の自然風景や名所、人気の絶景スポットなどを切り取った約300点が収められている。二見浦の夫婦岩や四日市の工場夜景、大台ヶ原の遠望といった県の風景、各地の伝統の祭り、海外では、スイスのマッターホルン、オーストラリアのエアーズロックなどもある。

写真集は、自ら構成も手がけ、約100部を作成。県内のほかの市町の図書館にも贈る予定という。田島さんは「小さい子どもから大人までいろんな人に見てもらい、楽しんでもらいたい」と話していた。