【伊勢】三重県伊勢市の修道小学校で24日、中部フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラ公演があった。全校児童約350人がプロの演奏を楽しみ、代表児童が指揮者体験にも挑戦した。
公演は、文化庁の事業の一環で開かれた。同楽団は、愛知県小牧市を拠点に活動するオーケストラ。この日は団員60人が来校し、体育館を会場に、演奏や体験、クイズなども交え音楽の魅力を伝えた。
楽器紹介では団員が、弦、木管、金管、打楽器の名前や特徴、音色を紹介。演奏では、英国の作曲家エルガーの楽曲やオペラ曲などが披露され、児童らは体でリズムを取ったり、手拍子したりして楽しんだ。また、代表児童がベートーベンの交響曲第五番「運命」の指揮に挑戦。最後に児童らが、校歌をオーケストラの伴奏に合わせ元気に歌った。
3年生の世古一夏さん(9つ)は「オーケストラは初めて。いろんな楽器のいろんな音色が聴けて楽しかった。また聴きたいな」と笑顔で話した。