鈴鹿茶の魅力を発信 イオンモールでイベント 三重

【「グリーンマロン」のレシピを考案した篠木さん(中央)と商品をPRする生徒ら=鈴鹿市庄野羽山4丁目のイオンモール鈴鹿で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市庄野羽山四丁目のイオンモール鈴鹿で13日、市の特産物の一つ、鈴鹿茶の魅力を発信するイベント「鈴鹿のお茶は世界に通ずinイオンモール鈴鹿」が始まった。14日まで。

イオンモール鈴鹿と鈴鹿市の共催で、鈴鹿茶のPRが狙い。店内一階の中央コートでは、鈴鹿のお茶を使った菓子や茶葉などを扱う市内の6店舗が、それぞれの商品を販売した。

そのうち、同市白子一丁目に本店を置く和菓子店大徳屋長久は、県立白子高校生活創造科食彩コース三年の篠木美輝さん(17)、藤井綾音さん(18)がそれぞれ考案したレシピを商品化。

抹茶とプレーンの貝殻クッキーにマロンチョコやわらび餅を挟んだ「グリーンマロン」(一個250円、税込み)、抹茶生地に粒あんとパイナップル、マーマレード入り生クリームを挟んだ「抹茶・和洋風どら焼き~マドレーヌ香る~」(一個350円、税込み)を販売。グリーンマロンは一日150個限定で、完売した。どら焼きは数量限定なし。

レシピは市の提案で、夏休みの宿題として同コース全員の27人が、一人一案考えた。2学期の選考会で試作品を作り、選んだという。

この日は、「グリーンマロン」を考案した篠木さんが販売員の一人として参加。篠木さんは「貝殻は県の特産品の一つ、アコヤガイ、わらび餅で透き通った海、栗のホワイトチョコで真珠をそれぞれイメージした。クッキーを2色にすることで見栄えや味の対比を楽しんでもらえる」と商品に込めた思いを話し、「初めての経験ばかりで貴重な機会になった。みんなに食べてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

専門店街では6店で、それぞれのオリジナル鈴鹿抹茶コラボメニューを提供している。今月末まで。