能登半島地震で被害を受けた下水道の復旧を支援するため、三重県は7日、県土整備部の職員ら4人を石川県能美市に派遣した。12日まで、下水管などに異常がないかを確認する作業に当たる。
県によると、派遣されたのは、本庁や北勢流域下水道事務所、中南勢流域下水道事務所で勤務する職員。下水道の災害対応に関する中部ブロックの連絡会を通じ、石川県が派遣を要請した。
この日、県庁で出発式があった。一見勝之知事は「まずは身の安全が第一」とした上で「下水道が機能しなければ日々の生活は戻らない。被災地に寄り添い、復旧に努めてほしい」と激励した。
県土整備部下水道事業課の服部由直班長(57)は「被災者の方々が一日でも早く通常の生活に戻れるよう、下水道が健全に保たれているかどうかを迅速に確認します」と話し、現場に向かった。