三重陸協は5日、今月開催の男子第29回(21日・広島県、7区間48キロ)、女子第42回(14日・京都府、9区間42・195キロ)全国都道府県対抗駅伝競走大会県チームの結団式と練習会を四日市市日永東の四日市市中央陸上競技場で開いた。男女計23選手のうち中・高校生らが出席した。
中学生から社会人まで、各都道府県を代表する幅広い年代の選手が1本のタスキをつなぐ。三重県勢は男女とも、まずは三重のゼッケンナンバーと同じ23位でのゴールを目指している。
女子は県内拠点の実業団チーム、デンソーの選手や、鈴鹿高3年で昨年秋の鹿児島国体少年女子A800メートル4位の松本未空らを序盤から投入して流れをつくりたい。
9区間中2区間を担う中学生世代では松阪市立三雲中3年の長谷川莉都、結都姉妹が前年に続く代表入り。23位でゴールの昨年12月の全国中学駅伝で姉の莉都は1区13位、妹の結都は最終区間7位の活躍で「(都道府県駅伝でも)三重県に貢献を」と声をそろえる。
男子は全行程中約半分を占める高校生区間の走りが鍵。昨年12月の全国高校駅伝出場の伊賀白鳳の主力メンバーに加え、5000メートルで今季県内高校生トップの14分23秒02の記録を持つ高田高2年杉本憲亮、県内3番手の14分24秒77の自己ベストの津田学園3年の塚本瑞起がメンバー入りした。
高校から陸上競技を始めた塚本はトラック、ロードを含めて初の全国大会。今春國學院大に進む予定で「これからも下からはい上がっていきたい。初めての全国の舞台で自分の持つ力を出して、今後につなげたい」と話していた。