【伊勢】今月、札幌市で開催された「アマチュアキックボクシング全日本選手権決勝大会」U15中学女子46キロ級で、三重県伊勢市の小俣中学3年中西瀬彩(せろ)さん(14)が優勝を果たした。
中西さんは、市内のキックボクシングジム「健心塾伊勢支部」に所属。小学2年からトレーニングを始め、現在は週5日ほどジムに通い、鍛錬している。
大会には、県予選を経て初出場。決勝戦は2分3ラウンド制で、地元北海道の選手と対戦した。中西さんは、持ち前のスピードとパンチ力を発揮。気後れすることなく攻め、延長戦の末、得意の右ストレートを決めてダウンを取り、初優勝を手にした。
市小俣総合支所で27日、鈴木健一市長らに喜びを報告。中西さんは「自分の力がどれくらい通用するか、対戦前から楽しみでわくわくしていた。今まで諦めず続けてきてよかった」と笑顔をみせた。
来春にプロテストを受ける予定だという。「高校に通いながら、プロでもベルトを取る。チャンピオンになりたい」と意気込んだ。